【中国】大和証券グループ2社、国軒と業務提携[製造]

大和証券グループの大和エナジー・インフラ(東京都千代田区)とCO2OS(シーオーツーオーエス、東京都港区)は21日、中国のリチウムイオン電池メーカーの国軒高科(安徽省合肥市)の日本法人と業務提携契約を締結したと発表した。3社は日本国内の蓄電所の開発、運用保守点検業務などで協業する。

3社は今後2年間で日本に国軒高科製の蓄電池を1ギガワット時導入する目標。

蓄電池事業の開発分野では、大和エナジーが事業性評価、事業スキーム構築、資金提供、CO2OSが国軒日本への技術的サポート、国軒日本が事業用地調査、許認可取得をそれぞれ担当する。保守・点検分野では、CO2OSが蓄電池の保守・点検業務を受託し、国軒日本は蓄電池の保守・点検に必要な技術的知見を提供する役割となる。

大和エナジーは再生可能エネルギーやインフラ分野への投資を手がけ、CO2OSは太陽光発電所の運用・保守などを展開している。

国軒は2017年に茨城県つくば市に日本法人を設立。22年に電気自動車(EV)や系統用蓄電池などの販売を始め、23年からは蓄電所への投資も行っている。

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