【ベトナム】ポルシェEV、20年モデルの中古車が半値に[車両]

ベトナムでドイツの高級スポーツ車メーカー、ポルシェの電気自動車(EV)「ポルシェ・タイカン」の中古価格が値下がりしている。2020年のモデルで新車価格の約半額の50億ドン(約20万2,000米ドル、3,050万円)にもとどかない。20日付タインニエン電子版が報じた。

ポルシェの各車種は、同じくドイツの高級車メーカーのメルセデス・ベンツやBMWよりも値落ちしないと言われていたが、タイカンは当てはまっていない。EV用の充電スタンドが少なく長距離移動には向かず、富裕層の顧客から敬遠されていることなどが理由にあるとみられる。顧客層が限られるのは新車でも中古車でも変わらず、値下げしても、買い手がなかなか見つからないという。

国際市場でもタイカンの中古車価格が下落している。米自動車メディアのジャロプニクによると、4年落ちのタイカンは購入価格から10万米ドル以上値下がりする可能性があるとしている。

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