出会いに期待していても、婚活イベントに出掛けるのは敷居が高いと感じる人も多いのではないでしょうか？
そんな男女の出会いを手助けしようと、気楽に参加できるバーチャルの婚活イベントが開かれました。素敵な出会いがあったカップルには、後日、リアルデートイベントもあるようです。
婚活イベントを運営している場所ですが、居るのは司会者役やバーチャル空間のスタッフだけ。
出会いを求める男女はそれぞれ自宅などにいて、代わりとなるアバターが、バーチャルのメタバース空間を訪れるのがこの婚活イベントです。
リアルに開催されるイベントより気軽に参加できるのがミソです。
日野彰紀 記者
「私もアバターとしてこの空間に入り、インタビューを試みます」
（Q. バーチャルでのこの婚活イベントに参加しようと思われたのはどういう思いからだったでしょうか？）
参加者（30代女性）
「実際に人と会うと緊張してしまって話せないので、アバターを通して話せばうまく進むのかなと。服装のこととか気にしなくて済むので、私としては気がちょっと楽にできましたね」
何を着ていったらいいの？
ジロジロ見られるんじゃないの？
そういったストレスを感じずに参加できるこのイベントは、人口減少対策の一環として男女の出会いを手助けしようと、鳥取県が初めて開きました。
参加条件は、県内に住んでいるか、移住に関心のある20歳以上の人。
鳥取県が主催という点が、相手についての安心感を参加者に与えています。
今回は男女それぞれ10人程が参加し、自己紹介の後、趣味やライフスタイルに因んだクイズゲームなどを通して、アバター同士が話を始めました。
鳥取県 子育て王国課出会い・結婚支援担当 長谷川和宏 係長
「バーチャルですと、リアルで対面すると緊張して異性とおしゃべりができないという方でも、ご自宅などで参加できますので、落ち着いて普段通りしゃべることができるんじゃないかと考えています」
自由に動き回れるアバターは、感情を表すジェスチャーをしたり、相手のプロフィールを確かめたりできるようになっていて、ゲームなどで慣れている世代は、案外、抵抗なく使いこなせそうです。
会話が弾めば、邪魔されずに2人きりで話せるスペースも用意されています。
更に素敵な出会いがあったカップルには、後日、リアルデートイベントも用意されていて、新しい時代の出会いの場として、今後、注目を集めることになりそうです。
