観光客の足を確保、シェアカー事業開始 会津信用金庫(福島県会津若松市)など誘客へ連携

スマートフォンを使いシェアカーの利用方法を説明する関係者(左)

 会津信用金庫(本店・福島県会津若松市)は広域観光の推進に向け、カーシェアリング事業「しんきんシェアカー」を21日、開始した。観光客の2次交通の確保など利便性の向上につなげ、さらなる誘客を図る。

 同信金と鹿沼相互信用金庫(本店・栃木県鹿沼市)の観光誘客活動「会津西街道御宿場印プロジェクト」の一環。ダイハツ福島が車両3台を提供した。

 会津若松市の会津若松ワシントンホテル、会津武家屋敷、中町まちなか市民広場に乗降場所となるステーションを設ける。トヨタシェアアプリに会員登録し、アプリで予約や車の施錠解錠、支払いができる。24時間利用可能で15分220円(税込み)から利用でき、6時間5610円(同)などのパック料金もある。

 同日、会津武家屋敷で発表会を開いた。会津信金の星幹夫理事長が「観光の広域化を進め、地域経済の活性化につなげたい」とあいさつした。星理事長らがテープカットし、ダイハツ福島の社員がシェアカーの利用方法を説明した。

テープカットし事業開始を祝う星理事長(左から3人目)ら

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