東京円、151円台半ば 22年の介入水準迫る

 22日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=151円台半ばで取引された。好調な米経済指標を背景に日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いの動きが強まり、政府・日銀が為替介入を実施した2022年10月の水準に迫ってきた。

 午前10時現在は前日比31銭円安ドル高の1ドル=151円53~54銭。ユーロは62銭円高ユーロ安の1ユーロ=164円64~66銭。

 22年10月には一時、約32年ぶりの水準となる151円94銭まで円安が進んだ。市場では「為替介入への警戒感がくすぶり、152円の手前で足踏み状態が続きそうだ」(外為ブローカー)との声があった。

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