生徒たちが、地域で活動する経営者などから生の声を聞くことで「キャリア」について考えてもらう特別授業が21日、那須塩原市の高校で行われました。
これは、今の時代の働き方や自分が目指す仕事選びの参考にしてもらおうと、黒磯南高校が開いたものです。1年生と2年生合わせて300人あまりが参加しました。
「自己実現を考える」をテーマに、講演ではビジネス関連の講話などを行う工藤敬子さんが「自分の強みを知り、やったことがないことでも心の壁を取り払ってチャレンジすることが大切だと」呼びかけました。
またパネルディスカッションでは、県北地域の経営者で作る「那須CEO倶楽部」会長の高根沢大地さんなど4人と、黒磯南高校の2人の若手教諭、そして進学や就職などさまざまな目標を持つ4人の生徒が登壇しました。
このうち、デザインの仕事をしている碓井清華さんは、高校時代に美術部で書いた文化祭のポスターを褒められたことや、就職は、とちぎ国体のポスターのデザインで入賞した先輩の会社に決めたエピソードを披露しました。
生徒に英語を教えている伊沢龍人さんは、元々音楽が好きで、バンドドマンになる夢がありましたが叶わず、代わりに得意だった英語の教諭になったと、自身のキャリア形成について語りました。