台湾問題で外部の干渉許さない 米軍司令官発言で中国外交部

台湾問題で外部の干渉許さない 米軍司令官発言で中国外交部

中国外交部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京3月22日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は21日の記者会見で、「米インド太平洋軍のアキリーノ司令官が20日の米下院軍事委員会で、中国は第2次世界大戦以来なかった規模で軍備と核兵器を増強しており、全ての兆候は2027年までに台湾『侵攻』の準備を整える方針を堅持しているのを示しているとした。これについてどう考えるか」との質問を受け、次にように答えた。

 アジア太平洋地域は平和的発展を代表する重要地域であり、地政学的ゲームの競技場ではない。アジア太平洋地域で対抗と分断を引き起こしているのは中国ではなく米国だ。

 米国に対し、台湾は中国の台湾であり、台湾問題は中国の内政であると厳正に注意喚起したい。台湾問題の解決は中国人自身のことで、外部からのいかなる干渉も許されない。われわれの政策は非常に明確で、引き続き最大限の誠意で平和統一の前途を目指すというものだ。われわれのボトムラインは非常に明確で、台湾の祖国からの分離を絶対的に許さないというものだ。米国内の一部の者が「中国脅威論」を誇張し、台湾海峡情勢の緊張を高め、対抗を扇動することに、われわれは断固反対する。台湾海峡の平和を守るには旗幟(きし)鮮明に「一つの中国」原則を堅持し、「台湾独立」に反対しなければならない。同時にいかなる者であろうと、中国人民の国家主権と領土保全を守る強い決意、固い意志、強大な能力を過小評価すべきではない。

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