Netflix、宮崎駿『君たちはどう生きるか』を日米除く世界各国で配信へ

Netflixが現地時間3月21日、映画の販売/制作会社・Goodfellas及び、配給会社・GKIDSとのパートナーシップの延長を発表した。

併せて、スタジオジブリ作品を日米を除く全世界で配信開始。宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』も、今後配信予定であることが発表された。

『もののけ姫』『となりのトトロ』など22作品を配信

Netflixで配信がはじまったのは(日米を除く)、『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』『借りぐらしのアリエッティ』『魔女の宅急便』『となりのトトロ』『かぐや姫の物語』などの22作品。

アジア太平洋地域、ヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカの各国で、これらの作品を28ヶ国語の字幕と最大20ヶ国語の吹き替えで視聴できる。

『君たちはどう生きるか』の配信開始の日付は、2024年の後半に発表される。

宮崎駿が7年かけ制作した『君たちはどう生きるか』

『君たちはどう生きるか』は、宮崎駿さんが監督・原作・脚本を担当したスタジオジブリ制作のアニメ映画。宮崎駿監督が『風立ちぬ』制作後に宣言していた引退を撤回し、7年かけて完成させた。

劇場公開までにテレビCM等の宣伝が行われない異例の対応の中、日本では2023年7月14日に公開。

同日に、主題歌を米津玄師さんが担当したことや、声優キャストとして山時聡真さん、菅田将暉さん、柴咲コウさん、あいみょんさん、木村佳乃さん、木村拓哉さんらが参加していたことが判明した。

第47回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞などを受賞。興行収入は、3月17日までに90.9億円を記録している(興行通信社調べ)。

『千と千尋の神隠し』以来のアカデミー賞

北米では2023年12月8日に公開。北米興収ランキングで1位を飾る好発進を見せ、その後の賞レースでも躍進。

第81回ゴールデングローブ賞ではアニメ映画賞、第51回アニー賞では絵コンテ賞とキャラクターアニメーション賞を受賞した。

また、3月に授賞式が行われた第96回アカデミー賞では、長編アニメーション賞を受賞。2003年の第75回における『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶり2回目の受賞となった。

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