【栃木】入舟町の市文学館で開かれている企画展「ビール麦の父 田村律之助(たむらりつのすけ)」の関連イベント「文学館・律之助マルシェ」がこのほど、同館前の広場で開かれ、多くの家族連れでにぎわった。
旧大平町出身で県内に二条大麦(ビール麦)の契約栽培を広めた田村の功績や市の魅力を伝えようと同館が主催し、田村の顕彰団体「田村律之助顕彰会」が共催した。
会場では物販などの9ブースのほかキッチンカー3台が出店。同団体が製造したオリジナルビールの新商品「律之助物語~紡麦(つむぎ)」、市内の和洋菓子店の二条大麦を材料に使った菓子「大麦ブッセ」などが販売された。
市美術館エントランス前のステージでは、大平南中吹奏楽部や、市魅力発信特使のフルート奏者高橋由起(たかはしゆき)さん、アコーディオン奏者新井武人(あらいたけひと)さんらによる演奏も行われた。
大平町西野田、主婦椎名真実(しいなまみ)さん(45)は「秋の黄金色の麦畑が地元の魅力。麦を使った商品は市をPRする手土産にぴったりですね」と話した。