絵文字の発祥「iモード」サービス終了へ ガラケー文化を下支え

株式会社NTTドコモが3Gの通信方式「FOMA」と、携帯電話向けのネットサービス「iモード」を2026年3月31日(火)に終了することを八発表した。

「FOMA」契約の場合は4Gや5Gに対応した料金プラン及び機種やサービスに変更する必要がある。

1999年に始まった携帯電話向けサービス「iモード」

iモードはNTTドコモの携帯電話向けネットサービスとして、1999年1月にサービスを開始。当時、ほぼPCでのみ可能だったWebサイトを閲覧を、携帯端末から一部行うことができるなどして、大きな反響を呼んだ。

なお、現在広く普及している絵文字もiモードの開発がきっかけで誕生している。

ネットバンキングといったサービスはもちろん、動画や着メロ、デコメ絵文字やゲームなど、国内のガラケー文化を下支えしてきた。

2021年11月をもって、iモード向けのサイトを表示する「iモード公式サイト」はサービスを終了。今回、iモードメールやiMenuなど13サービスで、2026年3月31日での終了が発表された。

iモード事業の立ち上げメンバーとしては、夏野剛さんや栗田穣崇さんなど、現在のニコニコ動画に関係深い人物たちが知られている。

絵文字の開発に携わった栗田穣崇さんは、今回の発表を受けて「27年もお疲れ様でした、そしてありがとう」とXに投稿している。

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