香港上場のサムソナイト、重複上場を計画 投資家基盤拡大へ

[22日 ロイター] - 香港市場に上場するスーツケース大手サムソナイト・インターナショナルは22日、株式の流動性を高め、投資家基盤を拡大するため、重複上場を目指す計画を発表した。

計画は初期段階だとし、重複上場を検討している取引所の詳細には言及しなかった。

事情に詳しい関係者2人によると、米国市場になる見通しという。

サムソナイトは、重複上場により、グローバルな事業展開において重要かつ、事業の成長ドライバーである市場の投資家を獲得できると述べた。

ロイターは今年に入りサムソナイトが非公開化を検討し、アドバイザーや投資家と協議していると報じていた。

サムソナイトは選択肢を予備的に検討した結果、取締役会が重複上場に注力することを決定したと説明した。

米国での上場を検討するかとのロイターの質問には、この日の発表内容に追加事項はないとした。

広報担当者は「適用される法律や規制に従い、適切な時期にさらなる発表を行う」と述べた。

© ロイター