中国当局がPwCを調査、中国恒大の粉飾決算巡り=BBG

[香港 22日 ロイター] - 経営再建中の中国不動産開発大手、中国恒大集団の粉飾決算を巡る問題で、ブルームバーグ・ニュースは22日、中国当局が監査法人を務めていたプライスウォーターハウスクーパース(PwC)を調査していると報じた。

報道によると、当局は中国恒大の監査を担当したPwCの元会計士数人と接触している。処分を下すかどうかはまだ決定していない。

PwCはロイターのコメントの要請に応じていない。

中国証券監督管理委員会(証監会)は今週、グループの主要事業会社、恒大地産が業績水増しや証券詐欺などの不正行為を行ったとして、中国恒大に42億元(5億8140万ドル)、許家印会長に4700万元の罰金を科した。

PwCは中国恒大と2021年の会計監査に関する問題で意見が対立したため、昨年初めに監査役を辞退した。

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