「にいつる見守り隊」発足 子どもたちの安全な通学確保へ保護者中心に活動 福島県会津美里町

見守り隊員となった保護者ら

 福島県会津美里町の新鶴小(鈴木祥晃校長)で、保護者らが登校時に児童生徒を見守る「にいつる見守り隊」を発足させた。

 見守り隊員はボランティア登録した保護者。新鶴地域の子どもたちの安心安全な通学を確保するため、自宅近くや学校校門付近、交通量の多い場所などで見守り活動を展開する。

 15日、同校で1回目の会議を開いた。新鶴中学校区学校運営協議会の薄真昭会長があいさつ。「できる人が できるときに できる範囲で」をモットーに、無理のない範囲で活動していくことを確認した。

 会津若松署会津美里分庁舎新鶴駐在所の佐藤晋吾巡査長が見守り隊員となった保護者に反射タスキを手渡し、「何か違和感を感じたら連絡してほしい」と呼びかけた。佐藤巡査長によると、見守り隊を巡っては組織の高齢化により活動が続かず、自然消滅するケースも少なくないという。にいつる見守り隊は現役の保護者が中心となって活動に励み、持続可能な見守りを目指す。

 にいつる見守り隊は、活動に協力してもらえる人を募っている。希望者は事務局の新鶴小へ。

(会津版)

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