栃木県立学校の教職員異動を発表 石橋高校長に新井氏、栃木女子高校長に小島氏

新井聡氏

 栃木県教委は22日、2024年度の県立学校教職員と県教委事務局職員の定期異動を発表した。退職や新規採用も含めた教員の異動規模は前年度比103人減の688人で、過去10年間で2番目に少ない。公務員の定年が61歳へ引き上げられたことに伴い、定年退職者がいなかったことが理由。石橋高校長に新井聡(あらいさとし)栃木女子高校長(56)、栃木女子高校長に小島雄一(おじまゆういち)芳賀青年の家所長(58)が就く。発令は4月1日付。

 新任校長は19人で、うち7人が女性。新任校長の平均年齢は55.8歳となる。新任教頭は18人で、うち女性は6人、平均年齢は52.4歳。県教委によると、県立学校の管理職全体(177人)に占める女性の割合は22.0%となり、過去10年間で最も高くなった。県教委は「教育に情熱を傾けている人材の登用に努めた結果」と説明した。

 異動の内訳は、校長が30人(12人減)、教頭は46人(25人減)、一般教員434人(30人増)、新規採用者103人(4人増)。退職者は75人(100人減)で、60歳で役職定年を迎え退職した人や、早期退職者らが含まれる。

 主な校長として、宇都宮北高校長に佐藤弘道(さとうひろみち)小山西高校長(57)、宇都宮商業高校長に柳田昌臣(やなぎたまさおみ)栃木商業高校長(56)、小山南高校長に山本宗良(やまもとむねよし)鹿沼東高教頭(58)、那須拓陽高校長に大森淳子(おおもりあつこ)県教委高校教育課長補佐(52)が就任する。

 県立学校から県教委事務局に転入するのは27人、事務局内での異動は18人となる。

小島雄一氏

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