「私たちの大学生活はかわいそうでも残念なものでもありません」 新型コロナに翻弄されるも最後は笑顔 岩手大学で卒業式 盛岡市

岩手大学の卒業式が22日に行われ、1000人を超える卒業生が社会へと旅立ちました。

今年度岩手大学を卒業するのは、人文社会科学・農学・教育・理工の4学部合わせて1036人です。式では人文社会科学部の照内雄貴さんが答辞で、多くの時間がコロナ禍と重なった4年間の学生生活を振り返りました。

(照内さん)
「私たちの代は何度も『かわいそう』や『残念だったね』という言葉をかけられることがありました。しかし、私たちの大学生活はかわいそうでも残念なものでもありません。イレギュラーな毎日に必死に立ち向かい、自分になるために必死に努力した上に成り立っている尊いものだと思います」

式が終わると卒業生たちはホールの外で、友達と記念撮影をしながら別れを惜しんでいました。

(卒業生は)
「1年生の頃は新型コロナで大学に行く機会がなかったので、友達ができたのも2年生の終わりくらいだったのですが、いい友達に恵まれて、みんなのおかげですごく楽しかったです」

「ラクロスをやっていたのですが、この仲間と部活が出来てすごく楽しかったです。」

「4月からは大学院で社会人になるためにたくさん勉強をして、研究も頑張っていい社会人になるための準備を頑張っていきます」

4年間の学びの成果と思い出を胸に…。卒業生たちが社会へと旅立ちました。

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