【ジャカルタ共同】国連難民高等弁務官事務所などは22日、声明を発表し、インドネシア・スマトラ島沖のインド洋で船が転覆、乗っていたミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャ70人以上が死亡した可能性があると明らかにした。
船は21日、アチェ州西アチェ県の沖約40キロで漂流していたところを救助された。声明によると、151人が乗っていたとの情報があり、救出されたのは75人。船はひっくり返り、船底の上で救助を待っていた。
ロヒンギャはミャンマーで国籍を与えられておらず、70万人以上がバングラデシュに避難した。インドネシアへ逃れようと密航する船が相次ぎ、昨年は2288人が漂着した。