和歌山県橋本市の障害者施設でノロウイルス集団発生

今月(3月)16日からきのう(21日)にかけて、橋本市内の障害者施設で、利用者と職員あわせて28人が、ノロウイルスに集団感染したことがわかりました。

集団感染が発生したのは、橋本市柱本()(はしらもと)の障害者支援施設「リハビリ橋本」です。

和歌山県健康推進課の調べによりますと、今月(3月)19日に、複数の利用者と職員に下痢やおう吐の症状があらわれたと、橋本保健所に連絡がありました。

これを受け保健所が調べたところ、今月16日から21日にかけて、20代から80代の利用者27人と職員1人、男性15人・女性13人のあわせて28人が症状を訴えていることがわかり、このうち、5人中3人の便からノロウイルスが検出されました。保健所はノロウイルスの集団感染と断定し、この施設に二次感染予防などを指導しました。

感染した人は全員快復しています。

ことし(2024年)に入って県内で発生したノロウイルスの集団感染は、これで8例目です。

県・健康推進課では、「ノロウイルスは一年を通じて発生し、とくに冬から春先にかけて流行します。感染予防には、石けんを十分に泡立てて手や指をよく洗うことや、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒、食品の十分な加熱などが有効です」と呼びかけています。

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