風情楽しむ まだまだ「冬」もうすぐ「春」

冬景色を楽しみながら散策する観光客=南砺市の相倉合掌造り集落

  ●合掌集落は雪景色 相倉

 22日の富山県内は高気圧に覆われ、寒気や湿った空気の影響で晴れまたは曇りだった。最低気温は上市町氷点下3.9度、氷見市同0.4度など、全10観測地点のうち6地点で0度未満の冬日だった。

 南砺市の世界遺産・相倉合掌造り集落では、20日からの降雪で一帯が雪景色となった。訪れた観光客らが期せずして巡り合わせた雪の合掌造りの風情を楽しんだ。

 富山地方気象台によると、23日の県内は低気圧の影響で曇り時々雨となる。

  ●松川遊覧船が運航 富山

 富山市松川の遊覧船発船式が22日行われ、関係者や地元住民らが能登半島地震の被害を乗り越えた運航を祝い、花見の安全を願った。23日から本格運航する。

 周辺道路が陥没するなど一時は運航が危ぶまれたが安全が確認された。富山観光遊覧船の中村孝一社長があいさつし、雲雀ケ丘保育所の園児が「春が来た」を歌った。試乗会が開かれた。桜の開花前は天候により1日4便ほど、花見時季は最大約30便を運航する。

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