「今季の最終防御率はどうなる?」MLBデビュー戦で1回43球5失点の山本由伸にデータ専門会社が“気の早すぎるファン投票”を実施中

今季ロサンゼルス・ドジャースに投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約490億8000万円)で入団した山本由伸。特大の期待と注目が集まるなか、MLB開幕シリーズとなったサンディエゴ・パドレスとの第2戦に先発登板した。だがオープン戦からの不調を引きずり、まさかの1回ノックアウト。本人も「負けてしまった悔しさが大きい。責任も感じています」と語るホロ苦デビューとなった。

オリックスで3年連続主要タイトル4冠を達成し、7年間の平均防御率が「1.82」と驚異的な数字を叩き出した25歳。だがパドレス戦では緊張もあってか持ち前の制球が不安定で、1アウトを取るまで20球を要した。1回で打者9人に対峙し、43球4安打5失点、2奪三振2四球1暴投の内容で、防御率「45.00」というまさかのスタッツとともに交代を余儀なくされたのだ。

米メディアでは当然、厳しい論調が目についた。『Los Angeles Times』紙は「驚きの1回KOだ。自信をなくしてしまっているに見えた」と評し、米ヤフースポーツは「武器であるスプリットの質がきわめて悪かった」と指摘。MLB公式サイトは「山本の真価は今日一日ではなく、今後10年で決まる」と前置きしつつ、「MLB初登板は失望のままに終わってしまった」と記している。
そんななか、米野球データ専門会社『Codify』がX(旧ツイッター)上で山本に関するアンケートを実施した。お題は「山本由伸の2024年の防御率は?」で、4つの項目からファンが選ぶ形で設定された。「2.50以下」「2.50-3.00」「3.00-3.50」「3.50以上」の4択。3時間が経過した時点での投票結果(1260票)は――。

「2.50以下」 3.6%
「2.50-3.00」 11.4%
「3.00-3.50」 41.3%
「3.50以上」 43.6%

と、なかなか厳しめの評価となった。はたして今後の残り21時間でどれほどの変化があるだろうか。コメント欄には「いやきっと活躍するよ」「ルーキーなんだ、3.75で終えても十分さ」「まだまだこれからだろう」といったポジティブな声も届いており、次回登板でのハイパフォーマンスに期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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