瀬戸内海国立公園指定90周年を迎え、より一層観光客が見込まれる高松市の屋島に、景観を守ろうと、次世代型の「スマートごみ箱」が設置されました。どんなごみ箱なんでしょうか。
見た目だけではなにが次世代なのかわかりにくい、このごみ箱。屋島山上に新たに設置された「SmaGO(スマゴ)」です。どこが「スマート」、「賢い」のかというと…
(リポート・小寺健太記者)
「こちらに設置されたごみ箱、ただのごみ箱ではなくてグッとごみを圧縮することができるんです」
高松市のクレーンメーカータダノが寄贈したもので、四国での設置は初めてです。すでに全国では、約30の自治体で「SmaGO」が設置されています。
「ここの黒い部分がセンサーになっていて、この高さまでごみがたまってくると、自動的に圧縮します」
収容できる量の6割ほどのごみがたまると、圧縮板が自動で降りてきます。
560キロもの力でごみを圧縮することで、通常の約6倍を収容することができるといいます。
さらに箱の上には太陽光パネルが搭載され自ら発電。
ネットワークを通じて、回収のタイミングを通知する優れものです。
(タダノ 氏家俊明社長)
「とにかくきれいになる、インバウンドで来た人が、ゴミ箱がないということを高松では思ってほしくない」
(大西秀人高松市長)「非常に好評であればどんどん増やしていきたい、まず屋島きれいをにする、それを地域に広げていくということができたらなと」
きれいで住みやすい街づくりへ、新たな切り札となるのでしょうか。次世代型のごみ箱「SmaGO」は、屋島山上の遊歩道と駐車場にあわせて4台が設置されています。