思い出詰まった園と別れ 大貫保育園の閉園式

とちぎテレビ

子どもの減少によって今年度で廃止となる那須塩原市の保育園で、3月22日に閉園式が行われ長い歴史に幕を下ろしました。

今月いっぱいで閉園となる、那須塩原市の公立・大貫保育園です。3月22日の閉園式には卒園する4人を含む園児13人とその保護者や職員などが出席しました。

大貫保育園は1962年に開設され、これまでに卒園児887人を送り出すなど61年の間、地域の子どもたちを見守ってきました。

急速な少子化によって2022年度には60人の定員に対して利用者が31人と半数近くになり、子どもの教育に十分な人数が確保できなくなってきたことから今年度での閉園が決まりました。今年度は新しい園児を受け入れず、園児13人で活動していました。

閉園式では開設当初からの歩みをまとめた映像で歴史を振り返りました。また、年長クラスの4人とその担任が作詞し、副園長が作曲した「大貫保育園の歌」を全員で合唱しました。歌詞には年長クラスの子どもたちの園での思い出が込められています。

那須塩原市の公立保育園は今年度で廃止になる大貫保育園のほかひがしなす保育園が民営化になり、来年度、8園となります。

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