「どんどんチャレンジを」 パラ五輪目指す鈴木さん、特別授業/八戸

特別授業で講演する鈴木雅浩さん(奥)

 八戸学院光星高(中村良寛校長)は14日、同校体育館で、パラリンピック投てき競技である砲丸投げ(F34クラス)などの日本記録保持者、鈴木雅浩さん(44)=六戸町在住=を招いて特別授業を行った。同校普通科スポーツ科学コースの1年生約65人が、スポーツに取り組む上で大事な心構えなどを学んだ。

 鈴木さんは砲丸投げのほか、円盤投げ、やり投げでも日本記録を持つ。現在は車いすでの生活を送りながら、パラリンピック出場を目指してトレーニングに励んでいるという。

 授業では「勇気・挑戦、そして夢となれ」と題して講演。「目標に向かってどんどんチャレンジしてみよう」「つらいことがあったら夜中まで考えて良いが、次の日には気持ちを切り替えて」と生徒にメッセージを送った。

 講演の後は車いすの体験会も実施。バスケットボール部の中村虎太郎さんは、「試合で調子が悪くても引きずらず、次の試合では切り替えてプレーすることが大切だと感じた」と話した。【全文】

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