ストローカル提供エリアに「長崎空港・大村市」を追加 観光周遊につなげたい

「ストローカル」で提供が始まった「長崎空港・大村市」エリアの画面

 地図大手のゼンリン(北九州市)は22日、同社が開発した観光情報ウェブサイトとスマートフォンアプリ「STLOCAL(ストローカル)」の提供エリアに「長崎空港・大村市」を追加し、運用を始めた。観光スポットの検索やレンタカーの予約などができる。
 ストローカルは、スマートフォンのアプリで観光情報の取得やルート検索のほか、路面電車の1日乗車券や観光施設の入場券が購入できるサービス。提供エリアは長崎市、佐世保・西九州、五島列島に続いて4地域目となる。大村市は昨年、同社と包括連携協定を締結。長崎空港を拠点の一つにした観光周遊につなげようと、新エリアの運用に至った。
 同エリアは▽長崎空港▽大村公園▽大村駅▽新大村▽大村郊外-の五つに分けて観光情報を収録。野岳湖公園や旧円融寺庭園などの観光名所の情報を見たりルート検索したりできる。放虎原地区のキリシタン関連史跡や玖島地区に点在する武家屋敷などを巡る周遊コースも提案。飲食店やホテルなども検索できる。
 また、アプリ上ではレンタカーなどの予約・決済ができる。市民が地元の魅力を発掘するワークショップも開催し、出た意見を参考にコンテンツを充実させていくという。
 同社は「交通結節点として大きな役割がある大村市の魅力をストローカルで伝え、観光周遊につなげたい」としている。

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