群馬県立図書館で初フードドライブ きょう23日まで

県立図書館正面玄関ロビーで寄せられた食品を受け取る大久保さん(奥)

 持続可能な開発目標(SDGs)を実践してもらおうと、群馬県立図書館(前橋市)で22日、家庭で余っている未使用の食品を持ち寄り、福祉施設などへ寄付する「フードドライブ」が始まった。集まった食品は、食料支援に取り組むNPO法人の「フードバンクまえばし」(同市)を通じて支援が必要な人へ届けられる。23日まで。

 同館で4月24日まで開かれているSDGsの関連書籍を紹介する企画展示に合わせ、初めて企画された。22日は図書館利用者などからクッキーやチョコレート、コーヒー、缶詰など50点を超えるさまざまな食品が寄せられた。

 同館の大久保綾太さん(32)は「県立図書館では初めてだが、フードドライブは県内のいろいろな所で実施している。この機会に知ってもらい、無理のない範囲で個人の活動につなげてほしい」と話した。

 23日は午前9時~午後6時まで。同時開催で午後2時から、SDGsをテーマにした絵本の読み聞かせも行われる。問い合わせは同館(☎027-231-3008)へ。

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