てんかん啓発で紫の光、群馬・渋川市の遊園地

 てんかん啓発の日のパープルデー(26日)に合わせ、渋川スカイランドパーク遊園地(群馬県渋川市)で22日、ライトアップが始まった。観覧車を紫色の光で照らし、理解の促進を呼びかけている=写真。25日まで。

 てんかん支援拠点病院の渋川医療センターによると、脳疾患のてんかんの有病率は100人に1人と言われている。大都市圏に比べ地方は、情報の質や量、医療資源の面で課題が多いという。

 同院の高橋章夫てんかんセンター長(61)は「まれな病気ではなく、専門治療を受けられる。多くの人が知識を持ち、理解を深めてほしい」と話す。

 ライトアップは同院や群馬大付属病院などが企画。27日までそれぞれの期間、県庁昭和庁舎(前橋市)、高崎白衣大観音、伊香保温泉石段街(渋川市)なども紫の光で彩る。

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