18歳ルーキーが詳細なヤーデージブック使用で失格 今季から禁止の運用

ローカルルールで失格となった上久保実咲(写真は昨年プロテスト Atsushi Tomura JLPGA via Getty Images)

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 2日目(23日)◇UMKCC(宮崎)◇6545yd(パー72)◇曇り(観衆3715人)

上久保実咲が日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のローカルルール13項「グリーンリーディング資料(ヤーデージブック)の制限」に複数回違反したため、失格となった。

上久保はこの日の後半5番ティイングエリアで、同伴競技者のキャディの指摘で昨年大会以前のグリーンリーディング資料の使用が判明した。

競技委員の確認で、使用は前日の初日からだとわかり、13項で2回目の違反の罰=失格処分となった。上久保は7オーバー「79」で106位だった初日の成績も取り消される。

同13項は、R&AとUSGAが2022年から高低差など詳細な情報が書かれたグリーンリーディングブックの使用禁止をローカルルールで採用することを認めたことを受け、JLPGAが今季から運用している。

上久保は昨年のプロテストに合格した18歳のルーキーで、今大会はプロデビュー戦だった。

<JLPGAローカルルール 13項>
13.グリーンリーディング資料の使用を制限する
使用できるグリーンリーディング資料
(1)2024年のJLPGAツアーで委員会が承認したヤーデージブック。
(2)委員会が発行するホールロケーションシート。
(3)B4用紙サイズを超えないコースマップ。

このローカルルールの違反罰
・最初の違反の罰:一般の罰
・2回目の違反の罰:失格

注 JLPGAツアーのみ適用する

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