【高松宮記念/前日オッズ】人気に推されるほど“危うい”ルガル 混戦断ち切るのは香港馬か 「2015年の再現も……」

JRAは23日、第54回高松宮記念(GI、芝1200m)の前日最終オッズを発表した。

GI初挑戦のルガル(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)が単勝3.5倍で1番人気、昨年のリベンジを期すナムラクレア(牝5、栗東・長谷川浩大厩舎)が単勝6.0倍で2番人気。

以下、父子制覇目指すトウシンマカオ(牡5、美浦・高柳瑞樹厩舎)が単勝8.9倍で3番人気、香港からの刺客ビクターザウィナー(セ6、香港・C.シャム厩舎)が単勝9.4倍で4番人気、スプリンターズS2着のマッドクール(牡5、栗東・池添学厩舎)が単勝10.5倍で5番人気。

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■近年稀に見る混戦オッズ

過去10年、1番人気は【1.1.2.6】で7連敗中。1番人気の単勝オッズが2.9倍以下だと【0.1.1.3】で、人気に推されるほど危うい傾向だ。今年、一気に人気に押される格好となっているルガルは果たして……。

勝ち星が多いのは単勝5.0~9.9倍で【6.3.4.21】勝率17.6%、複勝率38.2%。牡馬に限ると【6.0.3.13】勝率27.3%にアップする。上位人気勢ならトウシンマカオが最右翼か。

今年は前日時点で10番人気までが10倍台。ここまで接戦になるのは珍しく、過去10年でもっとも近しいのは2015年、7番人気までが10倍台、8~12番人気までが20倍台となっていた。この時、混戦を断ち切ったのが4番人気の香港馬エアロヴェロシティ。奇しくもそれ以来となる香港馬ビクターザウィナーが参戦。前日時点で4番人気と、スプリント王者不在の日本ならGI連勝も現実味が帯びる。

20倍台以上の穴馬は毎年少なくとも掲示板を確保しており、3着食い込みには要警戒。20倍台以上の馬で掲示板に載ったのは18頭。このうち2桁人気馬が15頭も含まれており、大穴演出はいつでも起こりうる状況だ。人気薄の激走は10番枠より内から発生しやすい。逃げの手に出たいテイエムスパーダとモズメイメイは実績的にも買い材料が乏しい点を考慮すると、今年はシャンパンカラーが激走候補。

馬連は(3)ナムラクレア-(6)ルガルが9.5倍、3連複は(3)ナムラクレア-(5)トウシンマカオ-(6)ルガルが20.2倍、3連単は(6)ルガル→(3)ナムラクレア→(5)トウシンマカオが75.3倍が1番人気。ルガルが絡まない3連単は(3)ナムラクレア→(5)トウシンマカオ→(14)ママコチャの組み合わせで235.2倍となっている。

■23日・前日最終オッズ

人気馬名単勝1ルガル3.52ナムラクレア6.03トウシンマカオ8.94ビクターザウィナー9.45マッドクール10.56ママコチャ12.37ソーダズリング12.48メイケイエール13.39ウインマーベル16.310ビッグシーザー19.211ウインカーネリアン29.212ロータスランド34.013ディヴィーナ51.414シャンパンカラー55.115テイエムスパーダ86.716マテンロウオリオン92.917シュバルツカイザー103.418モズメイメイ104.8

※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

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(SPREAD編集部)

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