〈富山新聞文化センター〉寺院の歴史と信仰学ぶ 特別講座スタート

肥田住職の話に聴き入る参加者=高岡市二上の慈尊院

 富山新聞文化センターの特別講座「野村みつぢと行く観音様ゆかりの寺院&御朱印巡り」は23日開講した。富山県内外の約20人が高岡の2寺を訪れ、歴史と信仰を学んだ。

 北陸寺院巡りコーディネーターの野村さんがガイド役となり、県内の寺を訪れて住職や坊守の話を聞く講座で毎月行われる。初回は同市二上の真言宗慈尊院(じそんいん)と真言宗金光院(こんこういん)を訪問。慈尊院では肥田啓生(けいせい)住職が真言宗の特徴や焼香の方法を紹介。受講者は一緒に御詠歌(ごえいか)を唱えた。金光院では山本雅信(がしん)住職が寺にある市文化財などを説明した。野村さんが参拝方法や寺の魅力を解説した。

 講座は第4土曜の午後2~4時に開かれ、いつでも参加できる。第2回は4月27日に高岡市戸出町の曹洞宗永安寺と浄土真宗本願寺派報恩寺を訪ねる。受講料は月1回1980円で御朱印や納め札代は別。申し込み、問い合わせは高岡本部=0766(26)7000=まで。

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