都心部や近郊では広い敷地はなかなか望めません。しかし、狭いからといって、よい庭がつくれないということはありません。植栽スペースをきちんと把握し、わが家の住まいにマッチしたコンパクトで美しい庭をめざしましょう。ここでは、小さな花壇やアプローチ、通路を美しく飾るコツをご紹介します。
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小さな花壇を美しく飾るコツ
花好きな方は少しでもスペースがあると、次々と苗を植えてしまいがち。ついには足の踏み場もなくなり、雑然としてしまうことも多いようです。これでは美しい庭は望めませんし、第一、歩行や、庭の機能にも支障が出てしまいます。
小さな庭こそ、ゾーニング(領域の区分)をはっきりさせておくことが大切です。植物を植え込む場所も、縁取りを設けるなどして、あらかじめきちんと決めておくこと。そして、その区分をしっかりと守り続けることです。
アプローチや通路を美しく飾るコツ
門から玄関までのアプローチや、日常、行き来する通路沿いのスペースもちょっとした工夫で楽しく利用できます。華やかに飾ればよいというものではなく、訪れる人が気持ちよく歩けるような、やさしい雰囲気を演出するよう心がけましょう。
歩道や階段いっぱいにコンテナを並べたりするのは訪れる人に迷惑ですし、バラなどのトゲのある植物は歩道近くに植えないよう配慮します。
清潔を第一に、花壇やコンテナの花がら、枯れ葉などはこまめに整理しておきます。
※この記事は『日陰と小さなスペースの庭づくり 』(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。