福井県敦賀市の「こどもの国」リニューアル、どんな施設になる? 2026年春オープン

こどもの国リニューアルイメージ図

 福井県敦賀市は3月22日、敦賀市こどもの国(櫛川)のリニューアル基本計画を明らかにした。エントランスには高さ6メートルの吹き抜け空間を生かし、シンボルツリーを設置。敦賀の海や山、川をテーマにした立体遊具や水槽を置き、子どもたちに自然の魅力を伝える。設計や施工の概算事業費として約1億9800万円を見込み、2026年春の開館を予定している。

 こどもの国は1980年に開設された児童文化センターと児童センター、屋外の児童遊園で構成する児童福祉施設。新型コロナ禍前は年間約15万人、2022年度は約8万人が利用した。一部施設の老朽化に加え、子育て環境の充実を図るため、リニューアルに向けた基本計画策定を進めてきた。

 エントランスに設置するシンボルツリーは、子どもたちが昇ったり降りたりしながらお気に入りの部屋を見つける仕掛け。乳幼児と保護者がゆっくり本を読むスペースや、館内のイベント情報を映し出すエリアも設ける。

 旧アトムASOBOランドは「つるがネイチャールーム(仮称)」とし、敦賀の山々をイメージした段差のある遊具や敦賀湾の魚種を展示する水槽を置き、子どもの感性を刺激する。

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 県が全天候型の遊び場を支援する市町に最大1億円を支援する事業を活用する。リニューアルに伴い、水槽の維持管理費などで新たに年間約400万円のランニングコストがかかる見込み。6月議会に設計施工にかかる予算を提案する考えで、10月から約1年間かけて設計を行い、25年10月ごろから工事に着手する。入館料は引き続き無料とする方針。

 市は22日、リニューアル基本計画の内容を市議会に説明した。議員からは、ランニングコストの財源や、他の児童遊戯施設との差別化に関する質問のほか、子どもたちが遊び回る中で水槽の管理が難しいのではといった指摘も出された。市は今後の設計段階などで対応していく考えを示した。

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