搾り立ての新酒に舌鼓 鹿島酒蔵ツーリズム始まる

鹿島酒蔵ツーリズムが開幕。雨に見舞われたが、多くの日本酒ファンが新酒の試飲を楽しんだ=鹿島市の肥前浜宿酒蔵通り

 鹿島市内の酒蔵が合同で蔵開きする「鹿島酒蔵ツーリズム」が23日、市内一帯で始まった。あいにくの小雨にもかかわらず、各蔵元には県内外から多くの日本酒ファンが詰めかけ、蔵人と語らいながら、搾り立ての新酒に舌鼓を打っていた。24日まで。

 肥前浜宿酒蔵通りでは、来場者は開放された酒蔵で限定酒の試飲をしたり、カキ焼きなど地元グルメを味わっていた。唐津市から職場の同僚と訪れた渕上真穂さん(34)は「甘くてフルーティーな日本酒もあり、飲みやすくておいしかった。また来たい」と声を弾ませた。

 イベントは、日本酒「鍋島」(富久千代酒造)が2011年に国際的なワイン品評会「IWC」で世界一に輝いたことをきっかけに13年からスタート。毎年10万人近くが訪れる人気イベントで、これに合わせて嬉野市や太良町でも蔵開きや花見などのイベントが開かれている。運営協力金として大人1人500円が必要。(山口源貴)

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