呼称は「あづま山麓ふく酒(さけ)街道」 福島市の蔵元ツーリズムエリア

キックオフイベントに臨んだ木幡市長(左から3人目)と醸造所関係者

 酒の醸造所を活用する福島市の「蔵元ツーリズム」について、事業を展開するエリアの呼称が「あづま山麓ふく酒(さけ)街道」に決まった。23日、市内のEBMアカデミーで開かれたキックオフイベントで木幡浩市長が発表した。

 福島の「ふく」と、人やものが行き来する「街道」を合わせた。多彩な酒を求め多くの人が集まる地域にしたいとの思いを込めた。

 蔵元ツーリズムは金水晶酒造、みちのく福島路ビール、おららの酒BAR・醇醸蔵、吾妻山麓醸造所、Yellow Beer Worksを一体的に活用する取り組み。木幡市長はキックオフイベントで旅行会社などの関係者に対し、「ぜひ旅行商品に組み込んでほしい」と呼びかけた。

 各醸造所の代表者は市長とのトークセッションで、酒造りへの思いや蔵元ツーリズムへの期待を語った。

 市は新年度、ツアー商品化を目指すとともに首都圏でのプロモーション活動に取り組む方針。福島地区タクシー協同組合は4月からエリアを巡る企画を始める。

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