感謝を胸に、いざ社会へ 酒田・公益大で卒業式と修了式

卒業証書、学位記が手渡された東北公益文科大の卒業式と大学院修了式=酒田市・公益ホール

 東北公益文科大(酒田市)の卒業式と大学院修了式が同市の公益ホールで行われ、卒業生226人と修了生2人が決意を新たにした。

 神田直弥学長が卒業生総代の鍋倉毬恵さん(22)=酒田市出身、修了生総代の横山夢月(むつき)さん(24)=寒河江市出身=に卒業証書と学位記を手渡した。神田学長は、2020年度に入った学生たちの入学式が新型コロナウイルス禍で中止されたことを振り返り、「困難な中でも学びに向き合った姿勢に敬意を表する。より良い社会の創造に貢献することを期待する」と式辞を述べた。新田嘉一理事長は、固い決心を持つという意味の「針になれ」「負けるな」「本を読む」の言葉を贈った。

 卒業生を代表し、門叶(とかない)美咲さん(22)=米沢市出身=が「大学生活で得た思考力や行動力、それぞれが持つ個性を生かしてまい進する」と、修了生代表の横山さんが「学んだことを新たな場所で生かし、精進する」と述べた。

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