前田健太3回2/3で10安打6失点、菊池雄星3回1/3で3被弾8失点…開幕へ不安残す

● ブルージェイズ 7 - 10 タイガース ○
<現地時間3月23日 フロリダ州ダニーデン>

タイガースの前田健太投手(35)とブルージェイズの菊池雄星投手(32)が23日(日本時間24日)、直接対決となったオープン戦に揃って先発登板。前田は3回2/3で10安打6失点、菊池は3回1/3で3被弾含む6安打8失点と、ともにシーズン開幕へ不安残す結果となった。

前田は初回、いきなり1番・スプリンガー、2番・ゲレロJr.、3番・ビシェットに3連打を浴び失点。その後、2者連続三振で二死一、二塁としたが、6番・カークに左前適時打を許し2点目を失った。2回は先頭の8番・カイナーファレファ、続くビジオを連続三振に仕留めたが、二死からスプリンガーに右中間突破の二塁打を許したあと、続くゲレロJrに中前に落ちる適時打を許し3点目を失った。

3回は先頭打者への四球からピンチを招き、二死二塁からカイナーファレファに左中間突破の適時二塁打を浴び4失点目。4回は先頭のスプリンガー、続くゲレロJrに連打を許し、球数が80球になったところで一旦マウンドを降りた。5回に再登板しテンポ良く二死を奪ったが、続くスプリンガーに死球を許し降板。オープン戦ラスト登板は3回2/3で計91球、10安打6失点、7奪三振1四球の内容。防御率は5.82となった。

菊池は初回、先頭打者に四球を与えると、2番・イバネスには左前打を許し、左翼手の三塁送球が悪送球となる間に先制を許した。一死三塁後、4番・ロジャースに右越えの2ラン被弾。初回だけで3点を失った。2回は一死から2者連続四球を与えると、二死後、イバネスを一邪飛に仕留めたと思われた飛球を一塁・ゲレロJrが落球(失策はつかず)。直後の内角直球を左翼席に叩き込まれこの回も3失点となった。菊池の球数は47球に達し、ここで一旦降板。3アウト目は2番手左腕のエセートが奪った。

3回から再登板。この回は3者凡退で終えようやくゼロを刻んだ。4回は一死から右越え二塁打を許すと、続く9番・バドゥに3被弾目となる右越え2ランを浴び8失点目。その後も三塁手の失策や中前打で走者を背負い、二死一、三塁の場面で降板となった。開幕前最後の調整登板は、3回1/3で83球、3被弾含む6安打8失点、2奪三振3四球の内容。オープン戦防御率は16.43に悪化した。

ともにオープン戦ラスト登板は乱調。前田は開幕2戦目となる30日(同31日)の本拠地・ホワイトソックス戦、菊池は開幕3戦目となる30日(同31日)の敵地・レイズ戦で先発することが内定している。

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