阿部サダヲが明かした『ふてほど』撮影エピソード「ミュージカルシーンの撮影は『M-1』敗者復活戦見ながら」

『不適切にもほどがある!』で主演を務める阿部サダヲ

阿部サダヲが、3月23日放送の『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)で、人気ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の裏話を語った。

主人公である、現代へタイムスリップした昭和の教師・小川市郎を演じた阿部は、役柄について「けっこう簡単だった。ものすごい当て書きみたいな感じでやってくださったんで」と、素顔の阿部を元ネタとした役だったことを説明。むしろ「仲里依紗さんの役が、けっこう難しい。テレビ局で働きながら、僕の孫だし」と、共演した仲のことを思いやった。

作品について「家族で見られるようになってる。(子どもが)お父さん、お母さんとしゃべれるみたいな。見た後に『こういう時代だったんだよ』って子どもに言ってる、みたいな」と、家族で会話のネタになるという反響を聞いたという。

毎回、登場する、さまざまなミュージカルシーンも話題になっているが、阿部は「ちょうどミュージカルシーン(の撮影)をやっているときに僕、『M-1グランプリ』の敗者復活戦を見てました」と、2023年12月24日のクリスマスイブに撮影がおこなわれていたことを明かした。

「(撮影に)時間がかかるんで。敗者復活をずっと見てたんで、助かりましたけども」と、撮影の合間に視聴して、励まされたことを回想。尾崎豊の楽曲をモチーフとした曲があったが「ものすごい尾崎で(なりきって)歌っちゃったんですけど、振り(つけ)はそうでもなかったっていう。だから、やりすぎたなと思って」と苦笑した。

古田新太が踊るシーンもあったが「古田さんだけ外。強風の中でやって(笑)。台風ぐらいの風が吹いている日だったんで」と、名シーンの秘話を披露していた。

「阿部さんは今回のラジオで、『不適切にもほどがある!』のロケ地である千葉県松戸市の『カフェ・ド・パルファン』についても話していました。

そのカフェでの撮影は『外観だけ。中は、ちょっと狭いんですよ』と、使われているのは外観だけで、店内はセットだったそうです。阿部さんは松戸出身ですが、『たまたまです。なので松戸のほうで探していたんじゃないですかね。いい感じの喫茶店とかを』と明かしていました」(芸能ライター)

3月29日の放送で最終回となる『不適切にもほどがある!』。どんな結末を迎えるのだろうか。

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