中日、オープン戦6連勝フィニッシュ 連勝中1点差ゲームは5試合

中日が24日、オープン戦最終戦となったロッテ戦に2-1の逆転サヨナラ勝ち。引き分けを挟んで6連勝でオープン戦を終えた。

中日は1点を追う9回、先頭の三好大倫が鈴木昭汰のストレートをレフト線に二塁打を放つと、続く田中幹也が1球で送りバントを決め、一死三塁。山本泰寛のところで代打・中島宏之を送ると、ロッテベンチも右の東妻勇輔にスイッチしてくる。中島が3ボール2ストライクからの7球目のツーシームをセンター前に弾き返し、三塁走者の三好が同点のホームを踏む。続く細川成也がレフト前に運び一、三塁とし、ディカーソンがライトへ犠牲フライを放ちサヨナラ勝ち。

投手陣は先発・メヒアが5回、3安打、1失点、6回から登板した梅津晃大も4回、無失点と開幕先発ローテーション候補が揃って結果を残した。

オープン戦を6連勝で終えた中日だが、6連勝期間中、3月17日の阪神戦を除いて5試合が1点差ゲームをモノにしている。強かった頃の中日は接戦をモノにし白星を積み重ね、11年にはチーム打率.228ながらリーグ優勝を果たした。

3月15日の阪神戦以降、中日打線は0点、4点、4点、3点、1点、4点、1点、2点と5点以上奪った試合は1試合もなし。投手力を中心にした“守り勝つ野球”をシーズンでもできれば、自ずと白星は増えてくる。オープン戦の勢いをそのままに、3月29日の開幕戦に挑みたい。

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