【インドネシア】バイデン米大統領、プラボウォ氏と電話会談[政治]

バイデン米大統領と電話会談するプラボウォ氏(同氏の公式X=旧ツイッター=より)

米国のバイデン大統領は22日、インドネシアの次期大統領に当選したプラボウォ・スビアント国防相と電話会談し、祝意を伝えた。

電話会談の中でバイデン大統領は、民主主義と多元主義という共通の価値に基づく両国の外交関係が75周年を迎えたことを称賛した。その上で、昨年11月に2国間関係を格上げした「包括的戦略的パートナーシップ」や、日米やインドネシアを含む東南アジア諸国連合(ASEAN)の7カ国など計14カ国が参加する新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の下で、インドネシアとの協力を拡大し、自由で開かれた繁栄と安全を実現するインド太平洋に向けて協力することを約束した。

一方、プラボウォ氏は、われわれは2国間のパートナーシップを継続し、強化することを約束すると述べたという。

■岸田首相も電話会談

日本の外務省によると、岸田文雄首相は21日、プラボウォ氏と約10分間の電話会談を行い、大統領選での勝利に祝意を伝えた。また岸田氏は、日インドネシアの2国間関係が包括的戦略的パートナーシップであるとし、◇インフラ整備◇環境・エネルギー◇人材育成◇防衛・安全保障——などの分野での協力を着実に進めるとともに、地域・国際情勢についても連携していきたいと伝えた。

プラボウォ氏は、日本はインドネシアにとって、長きにわたる友人かつ極めて重要なパートナーであり、経済や防衛・安全保障を含む幅広い分野での協力を強固にしたいと応じたという。

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