【フィリピン】サンミゲル、首都北方の接続高速道を起工[運輸]

フィリピンの財閥サンミゲル・コーポレーション(SMC)は21日、ルソン島北部のパンガシナン接続高速道路(PLEX)の起工式を開いたと発表した。同社がマニラ首都圏北方のブラカン州で開発を進めている新マニラ国際空港(ブラカン国際空港)へのアクセス改善が期待される。

21日に開かれた式典に出席したラモン・アン社長兼最高経営責任者(CEO)は、同高速道路がパンガシナン州にもたらす経済効果について、農工業や観光の振興にとって大きな役割を果たすことになると説明した。サンミゲルは昨年10月、パンガシナン接続高速道路の整備に向けて州政府と合意していた。

パンガシナン接続高速道路の総延長は76.8キロメートルで、ルソン島を南北に縦断するタルラック高速道路(TPLEX)のビナロナン出口からリンガエンまでの42.8キロメートルと、リンガエンからアラミノスまでの区間の2期に分けて整備を進める。

全線開通後のビナロナン—リンガエンの移動時間は20~30分と、現在の最大1時間45分から大幅に短縮される。

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