【シンガポール】海外直接投資のしやすさ、アジア最上位[経済]

米経済シンクタンクのミルケン研究所が発表した海外直接投資(FDI)のしやすさを測る「グローバル・オポチュニティー指数(GOI)」の2024年版で、シンガポールは世界14位だった。アジアでは最上位にランクインした。

グローバル・オポチュニティー指数は世界130カ国・地域の投資環境を、「経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)」「事業のしやすさ」「金融サービスへのアクセス」「規制の枠組み」「国際基準」の5項目で評価し、ランク付けしている。

シンガポールは規制の枠組みが米国、英国に続いて全体の3位だったほか、事業のしやすさが6位と高評価を得た。一方、経済の基礎的条件は29位、国際基準は18位と伸び悩んだ。

世界全体ではデンマークが首位。これにスウェーデン、フィンランドが続き、北欧の国が上位を占めた。アジアではシンガポールのほか、香港が15位、日本が16位に入った。

東南アジアでは、マレーシアが世界27位となり、アジアの新興・発展途上国では首位だった。金融サービスへのアクセス、規制の枠組みで世界の新興・発展途上国における平均を大きく上回った。タイは37位、インドネシアは55位、ベトナムは65位だった。

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