培広庵さんコレクション「美人画の雪月花」展が開幕 福島県立美術館 160点を四季に分けて展示

美人画家の名品に見入る来場者

 国内有数の収集家で知られる培広庵(ばいこうあん)さんのコレクションを集めた企画展「美人画の雪月花」が23日、福島市の福島県立美術館で始まった。5月12日まで。

 培広庵さんが収集した明治、大正、昭和時代のコレクションから、上村松園、鏑木清方、伊東深水、山川秀峰ら美人画家の名品約160点を四季に分けて展示している。時代で移ろう美人像や世相、流行などの変化を比較しながら四季の情景とともに楽しめる。

 会期中、4月14日に培広庵さんによる特別ゲストトーク、5月3日に学芸員のギャラリートークがそれぞれ行われる。いずれも午後1時30分からで、申し込み不要。

 観覧料は一般・大学生1000円、高校生600円、小・中学生400円。開館時間は午前9時30分から午後5時(最終入館は午後4時30分)まで。

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