競泳の松元克央、パリ五輪2種目代表に 男子100バタフライと男子200メートル自由形

 競泳のパリ五輪代表選考会最終日は24日、東京都の東京アクアティクスセンターで開かれた。男子100メートルバタフライ決勝で松元克央(27)=ミツウロコ、いわき市生まれ=が派遣標準記録(51秒43)を0秒47上回る50秒96で1位となり、男子200メートル自由形に続き五輪代表に決まった。松元が五輪で複数の個人種目に出場するのは初めて。

 松元は23日の準決勝を全体の1位となる51秒54で通過。決勝は最初の50メートルを24秒01の3番手で折り返した。後半に逆転し2位と0秒27差でフィニッシュした。

 松元は母親の地元のいわき市で生まれ、3カ月で都内に引っ越した。男子200メートル、100メートル自由形の日本記録保持者。3年前の東京五輪には男子200メートル自由形と同800メートルリレー、混合400メートルメドレーリレーに出場し、いずれも予選で敗退した。

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