「加徳島新空港の修正案563兆ウォン、少子化基金を活用しよう」と主張=韓国

韓国のセジョン(世宗)科学技術院(SAIST)は15日、世宗大学のテヤンAIセンターで国土改造戦略セミナーを開催したと、22日に明らかにした。

同大学のチュ・ミョンゴン名誉理事長は、基調演説で「わが国が世界G5の水準まで上がることができたのは、両親たちが身を削る努力で国を建設して来たおかげ」とし「その意を継いで、防衛産業の輸出、先端科学技術の発展、そして国土改造戦略を通じてインフラを換骨奪胎すればG2の国家になることができる」と述べた。

同名誉理事長は「現在、カドクト(加徳島)の空港建設に15兆ウォン(約1兆7,000億円)の予算が必要だが、これを少しだけ修正すれば、むしろ563兆ウォン(約63兆4,600億円)の収入を得ることができる」とし「東西方向に計画された滑走路を南北方向に変え、加徳島からタデポ(多大浦)まで防潮堤で連結すれば、カンソ(江西)区南側に埋立地約2600万坪ができるため、これを売却すれば237兆ウォン(約26兆7,300億円)が調達される」と主張した。

同名誉理事長は「埋め立てのためにナクトンガン(洛東江)の河口からムンギョン(聞慶)まで337キロメートルを平均20メートル浚渫すれば約393億立方メートルの浚渫土砂が出てくる」とし「この骨材を売却すれば約326兆ウォン(約36兆7,700億円)の財源が確保されて、砂土は埋め立ての土として使うことができる」と述べた。

続けて、「フランスが人口問題を政府支援で解決したように、この財源を育児対策基金で作れば、韓国も出生率を画期的に上げることができる」とし「プサン(釜山)は世界的なメガシティになり、北東アジア最高の国際空港になるだろう」と見通した。

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