高崎映画祭授賞式 阪本監督、森山未來さんらに喝采 群馬・高崎市

フォトセッションで笑顔を見せる受賞者=高崎芸術劇場

 第37回高崎映画祭の授賞式が24日、群馬県高崎市の高崎芸術劇場で開かれた。社会的課題を丁寧に掘り下げたり、弱い立場にある人を描いたりした受賞作が目立つ中、受賞した監督や俳優が作品への思いや喜びを語り、映画ファンら1000人から大きな喝采を浴びた。

 最優秀作品賞の「せかいのおきく」の阪本順治監督をはじめ、「茶飲友達」で最優秀監督賞、最優秀主演俳優賞を受賞した外山文治監督と岡本玲さん、「ほかげ」で最優秀助演俳優賞を受賞した森山未來さんら14人がステージに上がった。

 志尾睦子プロデューサーが授賞理由を述べ、名物のガラスのトロフィーや受賞者の名前が入った高崎だるまが一人一人に贈られた。映画祭は31日まで市内3会場で計51作品を上映している。

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