休館中の子ども総合科学館が出張イベント 宇都宮でサイエンスショーや天体観測

県立博物館で音の伝わり方を体感する来場者=24日午前、宇都宮市睦町

 県子ども総合科学館主催のイベント「出張! まるっと科学館」が23、24の両日、宇都宮市睦町の県立博物館で開かれた。多くの子どもたちが訪れ、サイエンスショーや天体観測、工作教室など多様な企画を楽しんだ。

 同科学館は大規模改修工事のため、1月から2025年9月まで屋内施設を休館している。24年度は希望する学校や施設などに職員が出向き、教育プログラムを提供する「アウトリーチ事業」に取り組む。

 今回の博物館での企画はアウトリーチ事業のプレイベントとして行った。24日は振り子の原理や音の伝わり方などを体感できる展示、太陽の観察会などを実施。来場者は楽しみながら科学への理解を深めていた。

 光がテーマのサイエンスショーを堪能した同市上河内中央小3年高瀬綾音(たかせあやね)さん(9)は「実験が好きなので、参加できてうれしかった」と話した。

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