中国海南省三亜市産のトロピカルフルーツ、輸出好調

中国海南省三亜市産のトロピカルフルーツ、輸出好調

三亜市育才生態区にあるマンゴー園で、収穫したマンゴーを見せる従業員。(資料写真、三亜=新華社記者/趙穎全)

 【新華社海口3月25日】中国最南端の沿海都市、海南省三亜市は果物栽培に適した気候や自然環境の優位性を有する。同市の果樹園ではここ数日、種類豊富なトロピカルフルーツの果実がたわわに実り、世界中から注文が次々と舞い込んでいる。

 海口税関管轄下の三亜税関の統計によると、今年に入ってから3月20日までに同税関が検疫・監督管理したメロンやマンゴーなどの輸出量は前年同期比17.6倍の約273.8トンに上った。輸出額は7倍の41万9200ドル(1ドル=約151円)に上り、シンガポールやカナダ、オランダ、タイ、マレーシアなどに輸出されている。

中国海南省三亜市産のトロピカルフルーツ、輸出好調

輸出向け生鮮果物(メロン)の果樹園で、監督管理の日常業務を行う三亜税関の職員。(資料写真、三亜=新華社配信)

 中でもマンゴー栽培は同市最大のトロピカルフルーツ産業で、昨年の栽培面積は37万8千ムー(約2万5200ヘクタール)に上り、生産量は46万9千トンと省全体のほぼ半分を占めた。生産額は60億元(1元=約21円)を超え、13の国と地域に輸出された。(記者/呉茂輝)

© 新華社