残雪水没林と、ダブル気球 飯豊・白川湖でイベント

残雪の白川湖岸公園上空に浮かぶ熱気球=飯豊町

 水没林で知られる飯豊町の白川湖岸公園で24日、熱気球の体験イベントが開かれた。参加者18人は霧と残雪、水没林が織りなす景観を楽しんだ。

 自然の魅力を生かした体験企画を展開する「いいでカヌークラブ YAMAGATA(やまがた) EXPERIENCE(エクスペリエンス)」(堀江守弘代表)が初めて、同湖で開催した。冬季限定のフライトで、熱気球のサイズは高さ約20メートル、直径約15メートル。ガスバーナーで内部を暖めて上空約20メートルまでゆっくりと上昇し、参加者が10分間ほど幻想的な光景を体感した。

 大学時代の友人と参加した米沢市花沢町1丁目、会社員の菊地原愛実(まなみ)さん(27)は「雪景色の水没林と水面の反射が幻想的だった」と笑顔を見せた。

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