JR羽前山辺駅、魅力発信の場に 新駅舎開業セレモニー

テープカットで開業を祝ったJR羽前山辺駅の新駅舎=山辺町

 山辺町のJR羽前山辺駅の新駅舎開業セレモニーが24日、同駅で行われ、JRや同町の関係者がコンパクトに生まれ変わった駅舎の完成を祝った。

 同駅は左沢線開通の1921(大正10)年に開設され、通勤通学の町民や観光客が利用している。旧駅舎は40(昭和15)年に建てられ、築80年超だった。新駅舎は木造平屋で、広さは約40平方メートルと以前の3分の1ほど。山辺高生徒会がデザインの検討に参加した。

 この日は左沢線統括センターの辺見孝之所長が「地域の力を借り、山辺の魅力発信やおもてなしの場所としても活用したい」とあいさつした。関係者がテープカットなどをして新装を喜んだ。テープカットに参加した同校生徒会長の2年佐々木苺(まい)さん(17)は、シンプルな駅名標を選んだと説明し、「駅舎づくりでコラボできるのは光栄。高校の活動をPRする場所にもしたい」と話した。

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