山響団員が演奏手ほどき 山形、やまがた文化の回廊フェス

山形交響楽団の団員の手ほどきを受け、楽器の演奏に挑戦する子ども=山形市・やまぎん県民ホール

 山形市の中心市街地を会場にした「やまがた文化の回廊フェスティバル」は最終日の24日、同市のやまぎん県民ホールでオープンハウスが行われた。同ホールの内外でコンサートや映画上映、ワークショップなど多様な趣向が繰り広げられ、家族連れらが身近に根付く文化芸術を楽しんだ。

 山形国際ドキュメンタリー映画祭の出張上映や山形大生によるロビーリレーコンサート、木工ワークショップ、クラフトマルシェなどが行われた。山形交響楽団の「オーケストラの日」にちなんだワークショップでは、子どもたちが団員の手ほどきを受けながら楽器演奏に挑戦。宮城県から来た片桐爽君(6)はトランペットに触れ、「ピカピカでかっこ良かった。プーって音が鳴って楽しかった」と話した。

 文化の回廊は県内の文化団体や施設が連携し、文化芸術の力でにぎわいづくりを目指すプロジェクト。4回目の今年は16日からの期間中、38団体が参加して多彩なイベントを開いた。

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