「石割桜」が春の装いに 盛岡地裁前の天然記念物 雪囲い外し開花待つ 暖冬による“蒸れ”も生育に問題なし

盛岡地方裁判所前にある国の天然記念物「石割桜」の雪囲いが25日取り外され、春の装いとなりました。

25日は午前8時半ごろから、長年にわたって石割桜の管理をしている盛岡市の造園業者・豊香園の職人6人が、冬の間、雪の重みや寒さ、病害虫から枝や幹を守っていた雪囲いを取り外しました。
この冬は暖冬の影響による蒸れのため幹に例年より多くカビが見られましたが、生育に影響はないということです。

(豊香園 藤村尚樹社長)
「生命力の強さと岩手県民の人間性が石割桜に表れていると思うので、そういうところを見ていただきたい」

豊香園によりますとつぼみの生育は順調に進んでいて、4月上旬には開花する可能性があるということです。

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