【袴田さん再審】「5点の衣類」の血痕の“赤み” 検察、弁護双方が請求した証人への尋問始まる

袴田巖さんの再審=やり直し裁判は3月25日から3日間開かれ、審理のヤマ場の証人尋問に入りました。

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1966年、静岡県の旧清水市で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で死刑が確定している袴田巖さん(88歳)の再審は25日、10回目を迎え、検察側、弁護側の双方が請求した証人への尋問が3日間にわたり行われます。

公判では事件から1年2か月後にみそタンクの中から発見された「5点の衣類」について、付着した血痕が赤いままなのか黒く変化するのか争われていて、検察は新証拠の鑑定書をまとめた法医学者に対する証人尋問で、赤みが残る可能性について裁判官へ訴えたい考えです。

一方の弁護団は、「1年以上みそに浸かった血痕は黒くなるため、5点の衣類は捏造された証拠」と訴えていて、血痕が黒くなるメカニズムなどをまとめた法医学者の証人尋問を予定しています。

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